基礎代謝を上げて、もっと健やかな夏を!

夏の基礎代謝は、一年で最も下がりやすい!?

気温が低い冬は身体を温めるために基礎代謝が上がりますが、暑い夏は基礎代謝を上げなくても体温調節しやすいため、夏の基礎代謝は一年で最も下がりやすいといわれています。この時季、「暑さで食欲がないのに、なぜか太ってしまう」という人は、基礎代謝が落ちているのかもしれません。

私たちの身体が一日に商品する総エネルギー量は、基礎代謝、食事誘発性熱産生、活動代謝で構成されています。このうち基礎代謝とは、何もせずにじっとしていても呼吸したり体温を維持したり心臓と動かしたりと、生命維持のための活動で消費される必要最小限のエネルギーのこと。基礎代謝が低下すると太りやすくなるだけでなく、体温や血流が低下して肌荒れや冷え性、便秘などの原因にもなります。

夏こそ、基礎代謝を上げる生活習慣を。

基礎代謝は季節のリズムによって変動するほか、性別や年齢、体型にも左右されます。女性の基礎代謝は50代以降にグンと下がって消費カロリーも少なくなるため、内臓脂肪がたまりやすくなり、高脂血症や脂肪肝といった病気にもつながりかねません。日頃の生活習慣や運動量を見直して、基礎代謝を保つ工夫をしましょう。


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