秋の不調を整える、一日の過ごし方
健やかな毎日に欠かせない”一日のリズム”。
私たち人間はもちろん、地球上のあらゆる生物がもつ「体内時計」には、自律神経やホルモン、体温や血圧などの動きを約24時間のリズムで変動させる「一日のリズム」があります。例えば、朝、起きてから、日中、活動的になるのは交感神経の働きが高まるため。体内時計が乱れて「一日のリズム」が狂うと、代謝機能が乱れて太ったり、生活習慣病の危険性が高まったりと、さまざまな悪影響を及ぼすといわれています。
「一日のリズム」を整えて健やかに。
私たちの身体に備わった「一日のリズム」は24時間より少し長いため、地球の自転リズムとの誤差を、毎朝、自動修正しています。リセットのカギとなるのが、「朝日」と「朝食」。照度が高く青色の光(ブルーライト)が強い朝の光を浴びると、体内時計が24時間にリセットされ、逆に、夜にスマートフォンなどのブルーライトを浴びると体内時計が乱れる原因に。また、朝食をとることでも体内時計はリセットされ、消化・吸収の際に体温が上がることで代謝もアップします。
読書に映画にと楽しみの多い「秋の夜長」ですが、夜更かしが続くと体内時計が乱れ、日中、疲れを感じやすくなるのも事実。また、「食欲の秋」とばかりに夕食を食べ過ぎると、朝、空腹を感じず朝食を食べられなくなることも。1週間のうち最低でも1~2日は、「一日のリズム」を整える生活を心がけましょう。